今年9月からの事業活動に向けて

淡路での製剤・創剤セミナーは、約140名の参加で、2日間盛大に終わりました。
私は、最初に参加したのは、武田薬品工業に入社して2年目に、兵庫県の三田で開催された時、1983年ですから、なんと33年前に3人部屋の合宿方式で、参加したこと覚えています。その後、武田としては、数回参加し、2005年以降モリモト医薬としては、ゼリー剤の紹介展示で数回の参加以外に、一度は、イブニングセミナーの講演者として、中国の製剤研究事情を、若手研究者に向けてお話し致しました。
以前は、諏訪とか岐阜、静岡とかの東京と大阪の間での開催が多かったのですが、昨年から淡路島の夢舞台とウエスティンホテルで、従来の3日間は2日間になって開催されています。 来年も淡路で開催のようです。 遅夜くまでのセミナーと、懇親会、二次会、三次会と、製剤技術に関しての研究者、大学教授、学生、企業研究者、機械と原材料、分析試験、受託メーカーが一同に集まり、突っ込んだ情報交換がなされるので、本来各社の製品で、沢山の秘密事項やノウハウがあるのですが、一社が研究を突っ込んでやるより、多くの会社で進める方が、オール日本としては、技術発展することは間違いありません。
私は、武田薬品時代の、注射剤研究と、固形製剤研究で、運良く、武田のトップ二大製品のリュプリンとタケプロンの開発に携わり、多くの特許とノウハウ技術を開発してきました。 さらに、中国に置いて、日本が出し惜しみしている間に、欧米からの日本に匹敵する最先端技術がすでに中国で実用化されており、日本では絶対に公表しないプロセス現場にも、少なからず、見学したり技術者と情報交換して参りました。 さらに、モリモト医薬として、 機械メーカーの立場と、海外特に中国医薬品事業コンサルとしての立場と、さらに新剤型開発の、医薬品製剤ベンチャー企業の立場として、そして、高齢者向けの服用支援の医療現場に役立つ包装システムを、提供するメーカーの立場、自身が医薬品研究者だけでなく、いろんな立場での、皆さんとの交流が出来ること、その意味で、今回も今後の、事業経営や、研究の戦略、具体的な業務に関連する極めて参考になる情報交換が出来ました。タイミングといたしまして、モリモト医薬の活動が、この秋より、より積極的な、研究活動と商品化活動、そして、協業会社とのコラボレーション、研究機関との共同研究と、小さな会社では有りますが、最先端と時代のニーズに合った技術をいち早く開発し世の中に出していく方針です。 小さなオーナー会社だからこそ他の大企業ではなかなかできないことが出来ることがたくさんあります。大きな会社では、ほんの歯車の歯一枚に成っていることが多いでしょうが、当社は、みんな小さな車本体になれます。 今後、大きく急発展させて同時にやる気ある人財も集めながら、進めて行きたいと計画しております。
皆さん、モリモト医薬グループの、今後の活動、楽しみにしてください。 また、イノベーションであるので、沢山の抵抗勢力があることは十分承知ですが、最後は、真に人類のために役立つ本物を、追求している当社は、絶対に最後には、世界に大きく展開出来ると、絶対的な自信を持って進めております。 モリモト医薬11年目で、やっと、勝負が出来る製品群と、さらに開発テーマと、環境が一気に揃って来ました。
皆様、このようなモリモト医薬、盛本修司ですが、ご支援ご鞭撻賜りますようよろしくお願い致します。(S.M 2016.08.27)


第41回製剤・創剤セミナーに参加しています!

第41回製剤・創剤セミナー: 2016/8/25-26
場所 :淡路夢舞台国際会議場 
「医療社会のニューパラダイム~製剤 ・ 創剤のチャレンジ~」
約3年ぶりくらいの参加です。製剤技術の達人が沢山集まっています。今日は小児用製剤、連続生産、その他、明日は「リュプリン」6ヶ月持続型DDS+2室型プレフィルドシリンジ製剤、インフルエンザ経肺製剤「イナビル」、テープ製剤、その他お話が楽しみです。 (S.M 2016.08.26)